トリセツ女を返品しました。②
しかし、ここで簡単に返品できないのが「トリセツ」の怖いところです。止まることの無い謝罪ラインに鬼のような電話攻撃が始まります。必死に「契約延長」を私に勧めてくるのです。
ここでブロックでもすればよかったのですが、一度は好きになった女性。流石にそれはあまりにも失礼と思い、「これ以上はもうしんどい」「少し休ませて」とこちらも契約解除を真摯に訴えます。
終わることの無いやり取りに疲弊してきた私に彼女が提案してきたのは契約解除をするなら解約書類に押印が必要(一度会って相談したい)という内容でした。
それならばもうこれを最後にしてハンコを押して帰ろうと、覚悟を決めて「販売店」に直接交渉に向かいます。
1時間に及ぶ話し合いの結果、無事問題は解決しました。
「1年付き合ったけどあんたのことなんか一度も好きと思ったことないから!」と罵られ、ラインの履歴と2人で取った写真を目の前で消去するおまけ付けで。
今思い返すとあの時、○○ちゃん(販売アドバイザー)が隣にいなかったのは幸いでした。2VS1になっていたら、巧みな話術で今度こそ「永久保証書付き」の契約を交わされていた事でしょう。危ない危ない。
分かれて1週間が経ち自由の身を謳歌し始めていた時、見慣れた住所と名前から自宅に段ボールが届きました。驚くことに着払いです。
中身を空けてみると何ということでしょう。ペアで買った部屋着や私の置いていった歯ブラシなどがが入っているではないですか。ご丁寧に服はペアセットで揃っています。
心底別れられてよかったなと思いつつ、ごみはその日のうちに処理をして、服に関してはチャリティーに無料で提供することにしました。
皆様も、初回のカラオケで「西野カナ」縛りをする女性には注意しましょう。