アプリで「トリセツ」と付き合った話
2回目のデートはお昼の時間帯に数時間ほど会うことに。都内の有名なお店でかき氷を食べた後、あろう事か再びカラオケバトルへ。
大魔王と対峙する勇者の如く身構えていると、「明日への扉」が選曲されており、一安心。その後も「joyfull」やkiroroの「未来へ」など打って変わった選曲。あまりの高低差についていけず「西野カナは歌わないの?笑」と引きつった笑顔でツッコミを入れると「西野カナしか歌わない女子は恐怖でしょ笑」というまさかの返しが。
正直「現実版西野カナ」とはお付き合いできる自信が無かったため、内心めちゃめちゃ安堵してました。
カラオケの後は次の予定までプラプラとショッピングをしてその日は解散に。
次回のデートを約束したかったですが、シフトがまだ出ていないからと後日調整することに。
最初から西野カナ縛りをする時点で「もしかしてメンヘラなのかな?」と思いつつ、色々話していると割と芯の強いことも分かり、好みの顔をも相まってこの時点で結構好きになっていました。今思い返しても自分、「馬鹿ですね」
好きになったら人間弱いもの。
3週間、正直不安でした。女々しいと言われればそれまでなのですが、3週間の間にアプリで他の男性と会ってそちらの男性を好きになったり、先に告白されるなんてことは経験上ザラにある事でしたので。
そうは言ってもアプリを使用している以上そこは仕方ないことなので、デートのお断りが無いことを祈りつつ、3週間が過ぎていきました。人生でもトップクラスにヤキモキした3週間だったかもしれません笑
3回目のデートはプラネタリウムを見に行きました。この年になってプラネタリウムを楽しめるものかと思ってましたが、今のプラネタリウムは映像技術がもの凄く進化していてとても楽しめました。音響にも凄い拘りがあり、自然の音(川、海、雨、風)がとても奇麗でした。
夕方待ち合わせだったので、プラネタリウムの後は予約していた夜景がきれいなレストランへ。
個室を頼んでいたはずだったのに、お店側の手違いでカウンター席に(@_@)。チャンスがあれば告白しようと思っていたのでこれは大誤算。まさかカウンター席で告白するわけにもいかず、さてこの後の持ち運びをどうしようかあれこれ考えているうちにタイムオーバー。
ご飯の際に次会えるのは帰省も挟むからまた3週間くらい先という会話もしていたので、思い切って帰り道で告白!正直ムードもクソもない「カッコ悪い」告白になりました。
結論から言うとこれがアプリで付き合う2人目の彼女となりました。当時の私は「谷まりあみたいな美人」と付き会えたことに夢中で、この後に待ち構える試練を知る由もありません。